
歯周病の原因は?放置してはいけない理由と予防法も
こんにちは。芦屋市大原町、JR「芦屋駅」北口より徒歩2分にある歯医者「芦屋ラポルテ歯の予防クリニック」です。
口の中の健康が全身の健康と深く関わっていることが、近年の研究で明らかになってきました。
そのなかでも歯周病は、成人の多くが抱える代表的な口腔トラブルです。歯ぐきからの出血や口臭の悪化など、初期症状は見逃されがちですが、進行すると歯を失う原因となり、生活の質を大きく低下させるおそれがあります。
今回は、歯周病の原因や放置した場合のリスク、そして予防のための具体的なポイントまでを詳しく解説します。日々のケアを見直すきっかけとして、ぜひご活用ください。
歯周病とは

歯周病は、歯を支える歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)に炎症が生じ、徐々に破壊されていく病気です。
最初は歯肉炎と呼ばれる軽度の炎症から始まり、適切な治療やケアがなされないまま進行すると歯周炎に移行します。歯周炎になると、歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、最終的には抜け落ちるリスクが高まります。
また、歯周病は痛みなどの自覚症状がないまま進行するのが特徴です。そのため、歯科医院を受診したときにはすでに重度の状態になっていることもあります。
歯周病の原因

歯周病はさまざまな要因が重なって進行します。以下に代表的な原因をご紹介します。
歯磨き不足
毎日の歯磨きが不十分だと、歯と歯ぐきの間にプラーク(歯垢)がたまりやすくなります。プラークは細菌の集まりであり、これが歯ぐきに炎症を引き起こす原因になります。放っておくと、やがてプラークは硬くなって歯石になり、自分では落とせなくなります。
特に奥歯や歯の裏側、歯と歯の間など、磨きにくい部分は要注意です。
喫煙
タバコを吸うことで、歯ぐきの血流が悪くなり、細菌に対する抵抗力も下がります。その結果、歯ぐきが健康な状態を保ちにくくなり、歯周病が進行しやすくなります。さらに、喫煙により歯ぐきの色が黒ずむこともあるでしょう。
タバコを控えることは、口の中の健康を守るうえで非常に大切なのです。
ストレス
強いストレスを感じていると、体全体の免疫力が低下し、歯ぐきも炎症を起こしやすくなります。
ストレスが続くと生活リズムが乱れやすくなり、歯磨きなどの習慣もおろそかになりがちです。また、ストレスは歯ぎしりを引き起こすこともあり、これが歯や歯ぐきに負担をかけることがあります。心と体の健康を整えることは、歯周病を予防するうえでも重要です。
歯並びの乱れ
歯並びが不ぞろいだと、歯ブラシが届きにくい部分ができ、汚れがたまりやすくなります。
とくに重なっている歯やねじれて生えている歯のまわりは、プラークがたまりやすく、炎症が起きやすい場所です。また、噛む力が一部の歯に集中すると、歯ぐきや周りの骨に余計な負担がかかり、歯周病が進みやすくなります。必要に応じて歯科矯正を検討することも一つです。
口呼吸の習慣
口を開けて呼吸をする習慣があると、口の中が乾燥しやすくなります。
唾液には口の中の汚れを洗い流したり、細菌の繁殖を抑えたりする働きがありますが、乾燥するとその作用が弱まります。結果として細菌が増えやすくなり、歯ぐきの炎症が起こりやすい状態になるのです。
歯ぎしり
寝ている間などに、無意識のうちに歯を強く噛みしめたり、こすり合わせたりする歯ぎしりは、歯や歯ぐきに大きな負担をかけます。
この強い力が毎日続くと、歯を支えている骨や歯ぐきが傷つきやすくなり、歯周病の症状が進行する原因となります。また、すでに歯周病がある場合は、歯のぐらつきがひどくなったり、痛みが出やすくなったりすることもあるでしょう。
自覚がないことが多いため、朝起きたときにあごが疲れていたり、歯がすり減っていたりするようなら、一度歯科医院で相談したほうがよいかもしれません。
糖尿病
糖尿病があると、体の抵抗力が弱まります。そのため、細菌に対する防御力が低下して、歯周病が進行しやすくなるのです。また、歯ぐきの炎症が強くなることで、血糖値のコントロールにも悪影響を及ぼすことが知られています。
このように、糖尿病と歯周病は互いに影響し合う関係にあり、どちらか一方の管理だけでは十分とはいえません。歯科医院でのケアとあわせて、日頃の体調管理や治療を続けることが、歯周病予防にもつながります。
歯周病を放置してはいけない理由

歯周病をそのままにしておくと、口の中だけでなく全身に深刻な影響を与えるおそれがあります。ここでは、歯周病の症状があるにも関わらず、放置するリスクについて解説します。
歯を失う
歯周病が進行すると、歯を支えているあごの骨が少しずつ吸収され、歯をしっかり固定できなくなります。その結果、歯がぐらついたり、噛む力に耐えられなくなったりして、最終的には歯を抜かなければならないことがあるのです。
日本では、大人が歯を失う原因として最も多いのが歯周病です。歯を失うと、食事がしにくくなるだけでなく、話しづらくなったり、見た目にも影響が出たりするため、早めに治療を受けることが大切です。
全身の健康に影響を及ぼす
歯周病は口の中だけの病気と思われがちですが、実は全身の健康にも関係があります。歯ぐきの炎症によって増えた細菌が血液に入り、体の中をめぐることで、動脈硬化や心臓病、脳卒中などのリスクが高くなると考えられています。
また、糖尿病との関係も深く、歯周病が悪化すると血糖値のコントロールが難しくなることがあります。ほかにも、妊婦では早産や低体重児出産のリスクが高まるといわれています。
健康な毎日を送るためにも、歯ぐきの状態を整えることはとても重要です。
歯周病を予防するためのポイント

歯周病を防ぐには、日々の生活習慣を見直すことがとても重要です。ここでは、特に意識したい予防のポイントをご紹介します。
正しい歯磨き
歯周病を防ぐうえで、毎日の歯磨きは基本となるケアです。
ただし、ただ磨くだけではなく、どこをどう磨くかが大切です。特に、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間など、汚れがたまりやすい場所を意識して丁寧に磨きましょう。力を入れすぎず、小さく優しく動かすのがコツです。
歯間ブラシやデンタルフロスを使うことで、歯ブラシの毛先が届きにくい部分に付着した汚れも落とせます。磨き方に不安がある場合は、歯科医院でアドバイスを受けるとよいでしょう。
禁煙
喫煙は、歯ぐきの血流を悪くし、細菌に対する抵抗力を下げる原因となります。その結果、歯ぐきの炎症が起こりやすくなり、歯周病が進行しやすい状態になるのです。さらに、タバコを吸う人は歯ぐきから出血しにくく、歯周病に気づくのが遅れることもあります。
治療の効果もあらわれにくくなるため、歯周病の予防や改善を目指すうえで、禁煙は非常に重要な取り組みのひとつです。
ストレス管理
ストレスが溜まると、免疫力が下がり、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。また、生活のリズムが乱れることで歯磨きの回数が減ったり、睡眠不足になったりすると、口の中の環境も悪化しがちです。
適度に休息を取ることや、趣味の時間を楽しむこと、気分転換を取り入れることなど、自分に合った方法でストレスを発散することが歯周病の予防にもつながります。
食習慣の見直し
日々の食事も、歯周病の予防に影響します。甘いものや柔らかい食べ物ばかりに偏ると、口の中に汚れが残りやすく、細菌が増える原因になります。
ビタミンCやカルシウム、たんぱく質などの栄養素は、歯ぐきや歯を健康に保つために欠かせません。また、よく噛んで食べることは、唾液の分泌を促し、口の中を清潔に保つ助けにもなります。栄養バランスを意識した食事を心がけましょう。
歯ぎしりの改善
寝ているときや集中しているときに無意識に歯を強く噛みしめると、歯ぐきやあごの骨に強い力がかかります。この状態が続くと、歯を支える組織に負担がかかり、歯周病の悪化につながることがあります。
あごがだるい、歯がすり減っているなどのサインに気づいたら、歯科医院で相談することが大切です。就寝時に専用のマウスピースを使用するなど、負担を軽くする方法があります。
定期的な歯科検診
歯周病を防ぐためには、ふだんからしっかり歯磨きをするだけでなく、歯科医院で定期的にチェックを受けることも大切です。自分では取りきれない歯石や、見えにくい場所にたまった汚れは、専用の器具でないと除去できません。
歯科検診では、歯ぐきの状態や歯のぐらつきも確認するため、異常があれば早く気づくことができます。歯周病の進行を防ぐためにも、3〜6か月に1回の頻度で検診を受けることが推奨されます。
まとめ

歯周病は、知らないうちに進行することが多く、気づいたときには深刻な状態になっていることもあります。
歯周病の原因には、歯磨き不足や喫煙、ストレス、歯並び、口呼吸、歯ぎしり、糖尿病など、さまざまな生活習慣や体の状態が関係しています。これらの原因を正しく理解し、日々のケアや生活のなかで意識することが、予防するうえで重要です。
また、定期的に歯科検診を受けることで、歯周病の早期発見や進行の防止にもつながります。歯ぐきの健康は、全身の健康にも深く関わっています。大切な歯を守るために、今できることから始めていきましょう。
歯周病の症状にお悩みの方は、芦屋市大原町、JR「芦屋駅」北口より徒歩2分にある歯医者「芦屋ラポルテ歯の予防クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「一生涯、ご自身の歯で美味しく食事をし、心から笑える毎日を」という願いを胸に診療にあたっています。そもそも病気にならない「予防」と治療後の「再発防止」を重要視しながら、歯周病治療、予防歯科、根管治療に力を入れ、虫歯治療や矯正治療などにも対応しています。


